ソーシャルゲーム攻略サイトの裏話

某ゲーム攻略サイト運営の裏話とか色々。まだまだ全然作りかけですが…

2019年、ソーシャルゲームについて思う事。①

time 2019/02/24

ソーシャルゲームの攻略サイトを始めて3年半も経つ訳ですが、『このゲーム10年くらい続く可能性0ではないかも?』という疑念が生まれ始め、そしてこのゲームが定着するまでに私個人および、社会の『ソーシャルゲームに対する価値観』が大きく変遷している気がしてならないので、2019年2月現在における『ソーシャルゲームについて思う事』を残しておきたいと思います。

思っていることを全部文章に起こそうとしたら何万字あっても足りない気がするのですが、取り敢えず時間の取れる限りは書き残したいです。(途中で途絶えないことを願う…)

まずは、私がソーシャルゲームに抱いていた当初のイメージから書き残しておこうと思います。

『ソーシャルゲームの攻略サイト』というのは、私がサイトを立ち上げた時点では既に一大ビジネスとなっており、『パズ○ラ』『モン○ト』等の大手ソーシャルゲーム攻略サイトの大成功を手本に、新規ゲームが立ち上がる度に各種メディアがこぞって攻略wikiを立ち上げる、という様相であり、私の場合も先駆者となる攻略wikiなんぞが多数立ち並んでいる形でした。

私がゲームを開始してから攻略サイトを立ち上げるまでには半年程のインターバルがあり、その半年でも色々と意識の変化はあった訳ですが、『ソーシャルゲーム初心者』の頃の印象は、完全に旧時代的だったかと思います。

というのも、当時の私にとって『ソーシャルゲーム』のイメージは、
『パズ○ラ』『モン○ト』 ではなく、『怪盗ロワイ○ル』とか『ドリ○ンド』でしたから。

多分、若い人にとっては『何ソレ?』レベルの代物だと思う(でも調べてみたら今もサービス継続中らしいですね。すごい…)のですが、まあ流行にえらく鈍感な人間であると思ってもらえればいいです。

『パズ○ラ』や『モン○ト』の名前は知らない訳ではないのですが、全くプレイしたことはなく、 『怪盗ロワイ○ル』 でさえほんの一瞬触った程度の私にとって、『基本プレイ無料の課金型アプリ』に対する忌避感は相当なものでした。

今も課金を対立軸にした『課金ユーザー』『無課金ユーザー』の争いは絶えることはなく、課金に対する忌避感は依然生き残り続けていますが、2010年代初頭と現在では、そのレベルは段違いでしょう。

大袈裟でも何でもなく、当時は『ゲームに課金する』という行為はとんでもない悪行のように叩かれ、『DLC型の据え置きゲーム』が烈火の如くに叩かれた時代でした。

今でこそ据え置きゲームの『DLC要素』なんてのは完全に定着しており、『このゲームはDLCがある!ふざけるな!』なんて叩かれ方は絶対にされないのですが、当時は『ゲームは買い切りが当たり前』というのが、(少なくとも和製ゲームの)大多数のゲームユーザーの共通認識であり、とにかく『課金要素』は悪と見做されたものです。

この辺については当時の掲示板のログなどを漁ればいくらでも当時の空気感は確認出来ると思いますし、そういう時代だったのは疑いようもないでしょう。

かくいう私も、ゲームに対して正にそういう価値観を持っており、『買い切りじゃないゲームなんて有り得ないわ…』くらいの印象を持っていました。

そんな私がなんでソーシャルゲームなんぞに手を出したかというと、それは要するに某復活のなんちゃら映画の影響な訳ですが、その話はまた別として、こういう旧時代の価値観のままソーシャルゲームをプレイするようになった訳です。

私がゲームを始めた2015年5月というのは、既に『パズ○ラ』も3周年を超え、社会のソーシャルゲームに対する価値観は随分と変遷しつつある時期だったのですが、流行に疎い私は更に旧時代、『課金型ゲーム』に対して大きな忌避感を抱えたままゲームプレイを開始した、という前提があったことをここに書き残しておきます。

この後、攻略サイトを始めるまでの半年で私の感覚は時代にアジャストし、その後も更に色々と感覚は変遷していくのですが、それは次の記事で…。

いつか配信終了した後にでも、この辺の文章はしっかりと時間を取ってまとめたいです。